2016年5月9日月曜日

余談ですが

5月5日、深夜0時、内房は暴風で釣りにならないので、南房総を偵察していました。が、風裏のはずの千倉や乙浜も追い風ではあるものの、風が強い。千倉の電灯の下でいい具合にイワシが群れていたのでしめしめと思いルアーを投げた。

・・ルアーを投げ始めてすぐに、女の子の声が聞こえた。

「トオ、トオ・・・」と聞こえる。

「?」と思いつつも気にしないでルアーを投げていた。が、あまりにもしつこく同じ事を言い続けている。

「トオ、トオ・・・」

「トオ、トオ・・・」

時間はジャスト0時、そもそもこんな時間に海で子供の声が聞こえるのが尋常ではない。とりあえず、その辺を歩いて、声の出所を探してみた。が、探し始めるとなぜか急に声が聞こえなくなった。

何だよ気持ち悪りいな、と思いつつ、また釣りを再開するとすぐに・・・

「トオ、トオ・・・」

・・・おいおい、ヤバイ。ここはヤバイ。以前にも一度だけここで女の子のヤバイ声を聞いている。まだいやがったのか。この状況を気にも留めずに釣りしている俺もキチガイだが、この時ばかりは恐怖を感じて、この場を立ち去ることにした。

冷静に、かつ早急に道具を車にしまう。その間も、声は聞こえ続けている。過去に何度もこんな経験をしたが、この時ばかりは恐怖のボルテージが最大出力を上回った。逃げ出す準備OKで、車に乗り込もうとしたその瞬間・・・

「オトウ!!!」

と、今季最大のヤバイ声がした。半分パニックで、車で猛ダッシュで逃げた。とても後ろを振り返る勇気はなかった。

あの声は、本当にその場に子供がいたのか、あるいは動物の鳴き声だったのか、彼岸から届いた声だったのか、そんな事はどうでもいい。関わらないのが一番です。触らぬ神に祟りはありませんから。




恐怖の現場。面白半分に近づいてはいけない場所だが、アジとムツとカマスが狙える場所なので、俺の釣り場の選択肢からここが消える事はないでしょう。

まあきっと、面白半分に釣りを続けることでしょう(笑)



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