いつも配達に行く老人ホームで、顔を合わせるたびに元気よく挨拶をしてくる介護ヘルパーで、なかなかの熟女がいる。
今日、さりげなく名札を見たら・・・
なんと、かつての幼馴染だった。
もとい、「幼馴染」という言葉は間違っている。彼女から見た私は、「幼馴染」ではなく、「仇敵」と言った方が正しい。
ソバ屋でもないのに「ソバ屋」というあだ名を付けて、顔を合わせるたびに、謂れのない罵詈雑言を浴びせていたので、そんな男から幼馴染呼ばわりされるのは迷惑も甚だしいというものだろう。
その仇敵は、どうやら私の事には気付いていないご様子。それとも、気付いていないフリか。いずれにしても、思い出したくない記憶を思い出すだろうから、どうか気付かずにいてほしい。
忌まわしいハゲは、もうじきここからいなくなる。あともうちょっとだけ辛抱してくれ。
私は、自分にその気がなくても周囲に悪意を撒き散らす存在であるという事を、この歳になって理解した。
誰にだって、誰とも関わりたくないという時はあるだろう。今の自分がまさにそれだ。
もう勘弁してくれ
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