2014年1月19日日曜日

三崎港 続き

(続き)


水面を写真に撮ってみた。写真では何も写っていないが、実はものすごい数のシーバスがいます。

メバル師のシーバスを見て、僕もプライドを捨ててアジングタックルを引っ張り出してワームを投げると、何と一投目からシーバスがバイトしてくるではないか。ワームに食らいつく様子が丸見えである。

しかしなかなかフッキングしない。アワセ損ねたり、アワセた瞬間にジグヘッドが折れたりで、釣れません。

色々アプローチを変えて、最後にワームをヘチ沿いに垂らしてそのままトコトコ歩く、いわゆる「テクトロ」を試した。2,3歩くらいで竿先がヌッと重くなって、「??」と思った瞬間、竿がズギュンと入り、この時を待っていたとばかりに鬼アワセを決めると・・・

何と竿が手元からスポンと抜けて海に落ちてしまった。思わず声が出た。

「ぐああ!!」

どうやら魚は掛かっているらしく、僕のアジング竿がすごい早さで沖に突っ走っていく。魚は相当でかい。僕はヒザから崩れ落ち、それを黙って見ているしかなかった。

痛恨ここに極まる。

さて、どうするか・・

とりあえず、シーバスタックルでメタルジグを底ズル引きしてみた。すると、何と10投目くらいで竿を回収できた。稀に見る奇跡といっていい。

まだこの場所の攻略法が掴めていなかった事と、思いがけないトラブルで結果はボウズだったが、次回への収穫は十分過ぎるほどあった。

この借りは必ず返すと誓い帰宅。帰りは雪がチラホラ。

改めて一つ教訓になったのは、釣りはこだわりを捨てなければいけないという事である。「絶対にトップウォーターで釣ってやる」なんていう固い頭では、無駄な時間を過ごすだけである。

そこに獲物がいるにもかかわらず反応がなければ、2,3投で見切りをつけて次の手を考える必要がある。状況によっては、狙う魚を変更するくらいの柔軟さが必要となる。

実際の所、もしメバル師がいなかったら、僕もアホみたいにハードルアーばかり投げ続けていた。

読みと発想で結果を出すところに面白さがある。







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