2013年6月28日金曜日

東京拘置所へ


悪い事をした訳ではありません。

剣道のお稽古で行ってきました。

まず入り口の門の守衛さんにご挨拶して、拘置所の敷地内に入ると、外からは見えにくいが敷地内の広さに驚かされる。清潔な遊歩道の向こうに職員用の集合住宅が立ち並び、一つの団地を形成している。

ていうか、どこからどこまでが敷地なのかわからないくらい広い。なんちゅう広さかと驚いたが、一応場所が場所なので写真は控えました。てか、車に携帯忘れたので撮影できなかった。

キレイな歩道を10分ほどテクテク歩くと、ものごっつい門が現れ、そこが監獄の入り口。その横にこれまたご立派な建造物があり、そこが武道場。友人の携帯で道場の中だけ許可を頂いて撮影しました。


中央に神棚。



エアコン、送風機完備。シャワー室も非常に清潔。



柔道場も隣接されている。

肝心のお稽古は、拘置所の若手の方がお相手をしてくれました。彼らは稽古が毎日の訓練でもあるので、レベルがまるで違う。違いすぎる。恐るべき化け物(失礼)でした。

相手が強ければ、こちらもいつも以上に必死で掛かる。年齢も忘れて歯向かう(笑)。稽古が終わる頃にはすっかり憔悴していました。

稽古後にバーべQがありましたが、若手の方々が何から何まで世話をしてくれる。

私は仕事の為、早々に失礼させて頂いたが、若手の方が私の後を追いかけてきて、てっきり監獄にブチ込まれるのかと思いきや、見送りに来てくださった。

「今日はありがとうございました。またよろしくお願いします。ここで失礼させていただきます!」

そう言って彼は深々と頭を下げてくれました。私にとっては、彼の方がはるかに雲の上の人なのだが・・・

剣は超人的だが、謙虚で礼儀を重んじる姿に今更感動した一日でした。

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