2021年7月24日土曜日

海の日

 世間では4連休だそうです。


いつものスタンド、館山はよそ者でごった返しています。子供を楽しませるためにレンタカーを借りてやって来たはいいが、駐車スペースがなくて右往左往している家族連れ多数。


僕の部落はのんびり平和そのものです。早朝、港を散歩しながら、漁師達に挨拶をする。

アオリイカの赤ちゃんがたくさんいるのがおわかりでしょうか?親指ほどのチビ助達が、魚の稚魚を必死で追っています。アオリイカやコウイカは、わずか一年で寿命を迎えて死んでしまうので、短い命を海で暴れ回ってもらいたいものです。


こんな奴もいるでよ


白子沖では、海士がアワビ漁の最中です。「お前も早く来いよ」と言ってくれる漁師がいてうれしかった。

あ~、死ぬほど暑くて忙しい一日だった…


2021年7月17日土曜日

ウナギ考察

 現在、ウナギのシーズン真っ最中です。場所とタイミングさえ間違えなければかなりの確率でいい思いができます。

ウナギという奴は、エサを食べる時間が規則正しく決まっていて、おおむね18時~21時です。この時間を外すと、ほぼ釣れません。


先日のブログでも使った写真だが、こんな小さくて狭い川ほど、大物が潜んでいる確率が非常に高いです。奴らは、「ウソだろ!?」って思うような思いがけない場所に隠れている。

エサは一般にはミミズを使いますが、川にいるモエビやザリガニが最高のエサになります。ミミズは、モエビやザリガニが確保できなかった時の保険です。

少なくとも房総半島では、海の河口に近い川ならどこにでもウナギの可能性はあります。が、河口から離れれば離れるほど、大物に出会う可能性が高くなる。河口付近は小さい個体しかいません。

ウナギの話は、金銭も絡んでくるので、詳しい場所等は絶対に教えないのが暗黙のルールです。以前、近所の人に場所を教えたら、その場所が荒らされてまったく釣れなくなってしまったという事があったので、もう絶対に教えない。


かわいいかわいいウナギちゃん(笑)

自分の足を使って場所を突き詰めた人だけがいい思いができます。買い取ってくれるツテさえあれば、ちょっとした小遣い稼ぎにもなる。

これは売り物なので、毎日水替えをして、管理するのもなかなか大変な作業です。釣った時に針の掛かり所が悪くて死んでしまう奴も少なくありません。小遣い稼ぎにも苦労が付きまといます。


ウナギ釣りは、鯉も付き物です。鯉やモクズガニ等の邪魔をかいくぐらなければならない。

余談ですが、春から夏にかけての半年間で、ウナギ釣りで約700万ほど稼いで、半年後の次のシーズンが来るまで遊んで暮らしている人も中にはいます。

遊びにせよ稼ぎにせよ、知恵と要領次第。


茂名

 仕事で、館山の山深い所にある茂名という集落に行きました。

宮城から山道をどんどん進む。


景観良し


なんだかよくわからんが、ここは貯水場だったらしい


山道をかなり奥深く進んだ所だが、驚いた事に、こんな所にも貸し家が並んでいる


何かが起こりそうな怖いトンネル


やっぱり怖い(笑)



戦時中に使われていた防空壕がそこかしこにあるが、現在は倉庫として使われている


これは、米軍の目から逃れるために作られたゼロ戦の隠し場所です。こんなものまで当時のまま残されています

集落の中を流れている小さい小川。川を見ると、ウナギの事ばかり考えてしまう(笑)

館山には、地元の人間にしかわからないディープな美しい場所がたくさんあります。都会の人は、こんな所に来る機会はまずないと思います。

もっと全体の写真撮っとけば良かったな



2021年7月2日金曜日

骨まで愛して小魚食べる

先日アップできなかった動画をアップします


               妙音院の火渡り行

            ウナギ


蟹田村の山中でネコの群れに囲まれて絶体絶命(笑)

まあ何にしても楽しんでやってます


漁師の格言ですねこれ(笑)


2021年7月1日木曜日

ダイバーも

 ダイバーも変わらずに励んでいます。



現在では、潜航はもう問題なくできるようになったので、海底の地形を覚えるための訓練を受けています。これがなかなかの難関です。

ダイビングは、若いお客さんが多くて、頭がハゲている私はお客さんの受けが悪く、偏見の目が突き刺さってきますが、それでもお店側は本気で僕に仕事をやらせようとしてくれているので、当然それには真剣に応えなくてはならない。毎回毎回が必死の訓練です。海中で遊んでキャッキャ言ってたら本当に殺されてしまう。

どんな事も、継続しているうちに無駄な力が抜けてくるもので、ダイビングも例外ではない。以前に比べて、だいぶ長く水の中にいられるようになった。

この仕事は客商売で、あくまでもお客さんを中心に動かないといけない。自分のダイビングスキルなど問題ではないのです。客の邪魔をしない、客を楽しませる、人間が相手の仕事です。人間が何よりも苦手な僕は、また違った意味での訓練が必要となる。


ダイビングの帰り、「アオミノウミウシ」という激レアな生物を発見。このイバラのような生物はウミウシなんだそうです。僕には何だか訳のわからん生物にしか見えないが、ダイバーは海中生物の知識も豊富でなければならない。

全ては、お客さんを楽しませるための勉強です。

まさにイバラの道


仕事も変わらず

 スタンドの仕事も変わりなくこなしています。


加茂はいつも通り。ちなみにこの現場は、先述した安馬谷のすぐ近所です。


仕事中、こんなのがニョロっと出てきたりする。


おっと、マムシじゃねーか😰


久々に冨浦の石小浦で仕事がありました。ここはいつ来てもきれいです。


石小浦には、戦時中に使われていた防空壕がいまだに残っていて、現在は倉庫代わりに使われています。ちなみに、館山の宮城には、米軍の目から逃れるために作られたゼロ戦の隠し場所がいまだにそのまま残っています。


漁業権の取得まであと一年半ほど、この仕事をしないといけません。まあ全然苦ではありませんが

日々好きな事をやって暴れまわっているのに、これ以上何の不満があるものか

里山

 ゲンジボタルが見れる、という場所へ行ってきました。自宅から車で10分くらいの所です。


ここです。といっても、昼間じゃわからん(笑)

しかし、中学生以来、まったく見る機会のなかったホタルが確かにここにはいます。ここは、僕が住んでいる白子の隣の安馬谷という地域の里山です。

ここは地元の方達が、絶滅しかけていたホタルを甦らせるために、幼虫のエサになる貝をたくさん放流して努力した結果、毎年ホタルが見れるようになった貴重な場所です。

ちょっとしたハイキングコースまで作られているので、せっかくだから歩いてみました。






うん、なかなかきれいですね。マムシだけは気を付けて。


最後に、この山の斜面で運悪く足を踏み外して、下まで転がり落ちたら、なんとそこがゴール地点だったというギャグマンガみたいなオチが待っていた(笑)

体のあちこちを打ったようです

ああいてえ…

供養の日

 以前から何度か当ブログに登場しているあの着物を着た日本人形がついにお寺で供養される日を迎えました。なんだか他人事には思えなかったのと、お寺で厄除けの法要もやるとの事だったので、見に行ってきました。


館山にある「妙音院」というお寺、ここでの毎年の法要は、遠くから大勢の人が集まります。

これ全部、供養の依頼を受けてお寺で預かっている人形達です。黄色い丸印が僕が依頼した人形です。きれいに飾って、持ち主との最後のお別れをさせてくれます。こうして年に一度、預かった人形をまとめて供養します。


行者の方たちが読経を上げ、お焼香の台もちゃんとある。まさにお葬式です。もちろん僕もお焼香を上げてきました。


人形供養の後に、毎年恒例の厄除けの法要があります。特に今年はコロナによる災厄があったため、行者たちは気合が入っているようです。



…何のトラブルか、残念ながら動画のアップができません💧


動画でお見せできないのが残念ですが、この法要は何だか良くわからんが、とにかくすごい迫力で、なんと行者が燃える木の上を裸足で歩いたりしています。これだけのすごい事をして参拝者の厄除けをしてくれたのだから、そりゃ厄も祓われるというものでしょう。

何よりも感心したのは、このお寺の行者達も尼さんも、参拝者への気遣いがとても行き届いていた。気遣いの良さが尊敬に値する。



行者の皆さんが、最後に写真を撮らせてくれました。法要云々はようわからんが、来年もまた見に来ます。







ブログ再開??

 3ヶ月近く更新していませんでしたが、大森は相変わらず元気です。南房総での生活を日々楽しんでいます。やりたい事が多過ぎて、パソコンに向かう時間がもったいなかった。

「ブログ再開??」とありますが、今度いつ更新するかは定かではありません(笑)

5月中は漁のため暗い時間から働く日々でしたが、6月7月の2ヶ月間は伊勢海老が産卵期に入るので禁漁となります。

禁漁期間中は好きに釣りなどやって楽しんでいます。



こんな小物と遊ぶのが最高に楽しい。


港に産卵しにきたコウイカをタモで掬ったり

港に放流されたばかりのヒラメの稚魚が釣れてしまったり💧


でもやっぱりこの時期はなんといってもウナギですね。日々絶好調です。


こんな狭い用水路でもウナギはいます。以前、近所の人に場所を教えたら、その場所が荒らされて釣れなくなってしまったので、もう人には絶対教えません。

自宅にたっぷりストックしてあるウナギは、シーズンが終わったら、東京に売りに行きます。

さて、漁の最盛期まで、もうちょっと遊べそうです。