タクシーで約一時間のバンコク郊外に、ブンサムランフィッシングパークという釣堀があります。
ここはメコンオオナマズが売りの釣堀で、世界中のゲテモノ釣り師達が注目しているそうです。この日は、地元タイ人の子連れや若いカップルが多かった。
まず、現地人のヘルパーを雇います。ビジターがいきなり挑戦しても、現地人の協力なしではまず釣れません。
このジェイ君という若者がお手伝いをしてくれました。
日本だったら間違いなく博物館行きのどうしようもなく古いタックルだが、長さと強度からいうと、オフショアジギング用と同じくらいか
仕掛けはこれ。螺旋部分に練りエサを付けます。鯉の吸い込み仕掛けと同じですね。針は環付きの伊勢尼針。
ジェイ君に全てセッテイングしてもらって、ドボンと投げて、あとはドラグをフリーにして待つだけ。
夕マズメ、水辺にちょうどいい風が吹いて気持ちいい。電気ウキがちらほら浮いているのがおわかりでしょうか・・・
開始10分、いきなり来た。ホントに来よった(笑)。引きは強烈だが、あまり暴れず、富浦のエイを思い出すような引きである。ジェイ君が、「オニーサン、ガンバテー」などとユルい声を掛ける(笑)。
約10分の格闘で、こんなの釣れちゃいました。これがメコンオオナマズです。まさにゲテモノと呼ぶにふさわしい。現地語では「プラブ」とか言ってました。
約1.5m、30kg。このくらいがここのアベレージだそうですが、100kgを超える化け物もいるそうです。絶滅危惧種なので、丁重に扱わないと現地人からキツイお叱りを受けます。
・・・いやオイオイ、そもそも絶滅危惧種をなんで釣堀なんかで釣らせるんだ(笑)この国は本当にツッコミ所がいっぱいです(笑)。
この後、ラインブレイクを2発くらってから2匹目。引きがあまりにも強過ぎる。魚がまったく釣れなくて心が折れた事は数多くあるが、強過ぎる引きで心が折れたのは初めての経験である。途中からもうどうでもよくなった。
仕掛けを投入する度にすぐにアタリが出るのだが、練りエサだけになかなか食い込まない。結局、2時間釣りをして、釣果は2匹。アタリ、バラシ多数。2匹も釣ったのは僕だけで、竿頭でした。
ていうか、地元タイ人達は飲み食いやLineに夢中で、誰も釣りなどしていない。何をしに来たのかわからない所が実にタイ人らしい(笑)。
0 件のコメント:
コメントを投稿