白間津の知り合いの漁師さんから突然電話が来た。
「もしもし」
「おい、今すぐ漁業権を申請しろ」
「へ??」
「オレが漁協の幹部にお前の話を通してやったから、すぐに申請しろっつってんだよ」
「え、あの、どうやって?」
「オレも知らねーよ。漁協の本部に行って聞いてこい。うまくすりゃあと一年で漁ができるようになるからよ」
「は、はい。えーと、あの、わかりました」
「いいか、地元の漁師達に顔を売って、とにかく顔を覚えてもらうんだぞ。漁業権云々の前に、地元に貢献するのが絶対条件だからな」
「わ、わかりました。ありがとうございます!がんばります!!」
…問答無用の漁師言葉です(笑)
で、仕事帰りにその足で漁協の幹部に会いに行くと…
「ああ、大森さんですね。あなたのお話は聞いています。あなたは条件を十分満たしていますので、来年の3月には漁業権は間違いありませんよ。あと一年ですから、それまでに必要な事を身につけて、地元の漁師達と仲良くしてくださいね」
…との事でした。突然の知らせにただキョトンとするしかなかった訳だが
あと一年。一年しかない。
操船、網の仕掛け、仕掛ける場所、網の修理etc… あと一年で全てを身につけなければならない。できるできないではなく、やるしかない。このために東京で20年以上続けてきた仕事を辞めてここに来たのである。
やるしかない。やるしかありませんよ~
この日は久しぶりに船形に配達があって、船形の夕日を拝んできました。
以上、いいお知らせでした。ただ、悪いお知らせもあります。
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